ダルビッシュ有投手と言えば、メジャーに行ってから肉体改造をしていることで有名ですよね!
かつてプロ野球選手と言えば走り込みが重要と言われていましたが、ダルビッシュは走り込みは否定し、積極的に筋トレを行っています。渡米以降筋トレの重要性に気づき、肘の手術のリハビリから戻ってきたときには、信じられないような体になっていました。
ダルビッシュのトレーニング施設には、大谷や中田翔、田中マー君などのプロ野球選手が訪れていて、もはや日本プロ野球界の筋トレ第一人者と言っても過言ではありません。
その甲斐あってか、肘の手術を行ってからから衰えるどころかパワーアップして、メジャーでもトップクラスの投手に君臨しています。
今回は、そんなダルビッシュ有選手の筋肉や、トレーニング内容、食事、サプリメントについて紹介していきます。
ダルビッシュ有の筋肉について
まず、ダルビッシュ選手の筋肉全体について見ていきたいと思います。
ダルビッシュ選手は2015年にトミージョン手術という大掛かりな手術を行い、その後長いリハビリ生活に入りました。その間にウェイトトレーニングを行い体を大きくしましたが、まず一目見て変わったのは上半身の大きさ。
特に、タイト目なシャツを着た時に盛り上がった腕の太さは、ピッチャーらしからぬ太さ(笑)メジャーの野手並みの太さですね!
また、胸や肩回りもパンパンになっていますよね!!
ちなみにダルビッシュ選手の身長は196㎝で、日本ハム入団時の体重は80Kg台。
それが現在では105Kgほどあるといわれているので、いかに体が大きくなったかがわかります。
僕も野球好きなので高校時代のダルビッシュを見てましたが、すぐに怪我をするようなかなりひ弱なイメージでした。
ファンに腕を引っ張られただけで怪我をしたというニュースもあったくらいです(笑)
正直、この線の細さじゃ活躍はできないだろうな…と思ってたら、年々体が大きくなってきてビックリしました(笑)特に、メジャーに渡ってからの肉体改造っぷりは凄いですよね。
アスリートですので当然脂肪で大きくしたのではなく、筋肉量を増やしてのこの体重ですから、凄いと言わざるを得ません。
また、野球選手で重要と言われているお尻や太ももなどの下半身の筋肉も成長しており、全体を通して迫力のある筋肉をしています。
ダルビッシュ有の筋トレ
では、ダルビッシュ選手の実際のトレーニング内容について見ていきましょう。
ダルビッシュは、上記のようなトレーニング器具を自宅に持っているようです!さすがメジャーでバリバリ活躍してる人は違いますね!
ダンベルやバーベルはもちろん、マシンまで全てが揃っています!
もちろんダルビッシュは遠征も多いですし、色んな施設でトレーニングをしていると考えられます。
腕
腕のトレーニングについては、
・ケーブルカール
などで鍛えています。
ダンベルカールは上腕二頭筋のトレーニングの中でも最もベーシックなトレーニングですが、バーベルで行う場合と異なり、両方の腕に均等に刺激を入れることができます。
フォームも意識して行っており、二頭筋がしっかりストレッチされているかを意識しながら、それなりの重量を扱ってトレーニングしています。
次にケーブルカールですが、これも二頭筋に刺激を入れやすい種目です。ダンベルやバーベルでのカールとは異なり、刺激が最後まで逃げにくいのが特徴なのがこのケーブルカール。
腕を曲げる動作はもちろん、元の位置に戻す際にもゆっくりと戻していくことで、最後まで刺激が逃げることなく二頭筋を鍛えることができます。
肩
肩の筋肉もかなり発達していますが、以下のようなトレーニングを行い、鍛えているようです。
・フェイスプル
まずサイドレイズについては肩の筋肉の基本的な種目であり、多くの人が取り入れている種目です。
コツとしては、ダンベルを挙げる際に、小指が上に向くようにして行うという事。これにより上手く刺激を入れることができます。
フェイスプルとは、ロープを使用したトレーニングで、三角筋の後部を特に狙った種目になります。
方法としては、ロープを持った状態で少し膝を曲げ、腕の力を使わないでロープをまっすぐに引きます。
三角筋後部のトレーニングですので、この部分を意識してロープを引くようにする必要がありますが、これは初心者では意外と難しいんです。スピードを付けずに1回1回じっくり行うことで、肩に刺激が入ります。
胸
胸については、以下のようなトレーニングを行っています。
フロアプレスとは、床に寝転がってダンベルを持ち上げるトレーニングであり、胸の筋肉の他にも肩の筋肉を鍛えることもできます。
下記は、中田翔がダルビッシュの施設に訪れてフロアプレスをしている様子です(笑)
ダルビッシュ選手は腰に負担のかかる種目はあまりやらないそうです。このフロアプレスも腰への負担が少ない種目として知られており、その辺の意識もあるのかと思います。
次にベンチプレス。
これは胸トレーニングの代表的な種目ですが、そこまでの重量は扱わないそうです。
やはり腰への負担を考えているとみられ、その他の理由としては、あまり大胸筋を大きくしすぎると、投球動作に影響を及ぼす可能性があるからだと考えます。
また、大胸筋下部を鍛えるディップスもダルビッシュのSNSなどでよくやっている様子が見受けられます。
以下の動画では、ダルビッシュが直接ディップスを解説してますよ。
背中
背中のトレーニングは、概ね以下のようになります
懸垂は背中トレーニングの基本であり、上半身全体を鍛えることのできる種目です。
ダルビッシュ選手はしばしば鎖を持った姿を目撃されますが、このチンニングをする際に体に巻き付けて加重しているのではないでしょうか。
以下は、阪神の藤浪投手が、ダルビッシュの施設で懸垂をしている映像です↓
ダルビッシュと比べると、相当細いですよね。藤浪もダルビッシュくらい筋肉が付けば、安定するのかな…?と妄想しています(笑)
ロウイング系の種目は、ダンベルを使うことで片方ずつ刺激を入れることができるので、より高い効果を得ることができます。
下半身
下半身トレーニングについては、かなりの種目をこなしているようです。
内容としては
などを行っているようです。バリエーションを増やすことで様々な角度から刺激を入れているのでしょう。
スクワットは下半身トレーニングの基本であり、ダルビッシュ選手も取り入れています。腰への負担を考えここでもそこまでの重量を扱わないようです。
走り込み自体不要と唱えるダルビッシュ選手ですので、その分、軽い負荷で回数をこなし、下半身強化とともに心肺機能も高めていると考えられます。
ジャンプスクワットについては、ウェイトを使わず、ジャンプし、着地した瞬間に大腿四頭筋に刺激が乗るように着地するというやり方をとります。
ランジでは、ダンベルを使って、大腿四頭筋以外にも裏側の筋肉であるハムストリングも鍛えることができます。
初動負荷トレーニング
2017年に入ってからは、イチローが愛用している『初動負荷トレーニング』というのも取り入れています。
初動負荷トレーニングは、専用のマシンを使ってしなやかな筋肉を作るためのトレーニングで、通常の筋トレとはちょっと違います。
やはりアスリートですので、使える筋肉でなければ意味がありません。なので、使える筋肉にするためのトレーニングだと言えますね。
ダルビッシュ有の食事内容
ダルビッシュ選手の筋肉を作る上で、食事も欠かせない要素となっています。
筋肉を作る上ではタンパク質の摂取は欠かせませんが、その他にもたんぱく質の吸収を高める炭水化物もしっかり摂取しています。炭水化物は、GI値が低いオートミールや五穀米などを食べてるようですね。
ブログに投稿されていたある日の食事(昼食)では、
・五穀米
・卵白
・鶏むね肉
・ブロッコリー
という超シンプルな食事をしており、10億円を超える年俸をもらっている選手の食事とは思えないような内容に驚きました。
脂質に関しても全く摂らないというよりは、アボカドなどの良質な脂質を積極的に摂っています。
朝ご飯はオートミールにバナナチップとシナモン、トマトとほうれん草入れたオムレツ、アボカドです^_^ pic.twitter.com/0Yfi0pcgLT
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2014年2月18日
それだけストイックに食事内容を考えることで、あのような高いパフォーマンスを発揮できているのだと思います。
その他にもサプリメントに関しても知識をかなり持っており、かなりの量のサプリメントを摂取しています。
どのサプリをどのタイミングで飲むかによって肘への回復も違ってくるとリハビリ中に言っていましたが、様々なサプリメントを的確なタイミングで摂取することを心がけているのでしょう。
筋肉系のサプリメントとしては、まずはホエイプロテインを摂取しています。メーカーはメジャー移籍後は、ボディビルダーの山本義徳氏が監修する『バーサーカー』というメーカーのものを使用しており、その他HMBやクレアチンも摂取しています。
運動中の炭水化物としては、『ヴィターゴ』というカーボドリンクを摂取しているそうです。
食事とサプリメントの組み合わせで、怪我に強く、またハイパフォーマンスを出せる肉体を作っています。
ちなみに、ダルビッシュは適当にサプリを摂取しているのではなく、かなり栄養学などの勉強をしてます。僕も読んだことありますが、山本義徳氏の著書も愛用しているみたいですよ♪
まとめ
ダルビッシュは、プロ野球選手の中でも相当意識が高い選手。
肘の手術を境に意識を改革した姿勢は尊敬に値するものであり、改めてプロフェッショナルの塊だな、と感心してしまいます。
栄養士に頼るのではなく、自ら勉強して研究する探究心は本当に凄いですね。
新天地カブスでも大活躍してくれることを期待し、応援したいと思います。
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