上半身の筋肉の中で最も大きい筋肉ってどこだと思いますか・・・?
大胸筋でもなく、広背筋でもなく・・・
実は、肩の筋肉である『三角筋』!
三角筋は、上半身の筋肉の中でも最も大きい筋肉だと言われています。意外ですよね~!
そんな三角筋を鍛える基本的なトレーニングが、ショルダープレスです。
三角筋を鍛えることで、肩幅が広くなり、シャツやスーツをビシッと着こなせることができます。
今回はそんな肩周りの盛り上がった筋肉を作るために有効的な、バーベルショルダープレスについて解説していきます。
★効く筋肉・・・三角筋(メイン)、僧帽筋、上腕三頭筋
肩を鍛えて、肩幅を広くする筋トレは、ショルダープレス以外にもあります。組み合わせると効率的に鍛えられますので、ぜひ参考にしてください。
バーベルショルダープレスとは
バーベルショルダープレスとは、肩の筋肉である三角筋・僧帽筋をメインに鍛えるトレーニング。
三角筋は腕の付け根の盛り上がった筋肉、僧帽筋は首の後方にある筋肉で、両方とも鍛えると首・肩周りの印象がガラッと変わります。肩幅がどんどん広くなりますよ!
肘を伸ばす動作が入るため、上腕三頭筋という腕の裏側の筋肉を鍛える事も可能。さらに、その為、下半身が崩れないようにする力が必要になりますので、体幹のトレーニングも兼ねて行うことができます。
バックプレスとフロントプレスの違い
三角筋って小さい筋肉のように見えて、実は…上半身の中でも最も大きな筋肉なのです!
なので、三角筋も大きく分けて『前部・中部・後部』の3種類の筋肉に分かれます。
ですので、バーベルショルダープレスもトレーニング方法によって、鍛えられる部位が変わるんですね。バーベルショルダープレスは、大きく分けて2種類のトレーニング方法があります。
①バックプレス・・・三角筋前部・中部
②フロントプレス・・・三角筋前部がより強くなる
この2種類です。
基本的な動作は変わりませんが、バーベルをセットする位置(バーベルが前か後か)が変わります!
今回は、この2種類の筋トレ方法に分けて、解説していきますね!
バーベルショルダープレス(バックプレス)のやり方
- 手幅は肩幅の1.5倍くらいでバーベルを両手で持ち、頭の後ろで担ぐようにセットする
- バーベルを上方に持ち上げ、頭の上まで上げる。(この時肘を上に持ち上げきらないことがコツ)
- 上方からゆっくりとバーベルをセットした部分まで下げていく
- 再度頭上まで持ち上げる
- ②~④の動作を反復する
バーベルショルダープレス(フロントプレス)のやり方
- バーベルを両手で持ち、胸の前あたりでセットする
- バーベルを上方に持ち上げ、頭の上まで上げる
- 上方からゆっくりとバーベルをセットした部分まで下げていく
- 再度頭上まで持ち上げる
- ②~④の動作を反復する
バーベルが顔の前に来るか、頭の後ろに来るかの違いですね。
フロントプレスの方が、より三角筋前部に効くようになります。
それでは、次にバーベルショルダープレスを効果的にトレーニングするための4つのポイントについて、解説していきます。
バーベルショルダープレスの4つのポイント
①肩は落としたまま押し上げる
重量が重いと肩が上がりがちになってしまいますが、肩が上がっていると僧帽筋ばかりに効いてしまいます。
ですので、肩は落として、肩甲骨を寄せた状態からトレーニングするようにしてください。
②背中を反りすぎない
背中を反り過ぎると腰痛の原因になります。ですが、バーベルを下ろす時に、可動域ををある程度取るために腰が少し反るのは問題ありません。
もし腰が反り過ぎる癖がある場合は、背もたれのあるベンチで行うのもアリですね!
③肘を伸ばしきらない
バーベルを上げた際に、肘を伸ばしきると若干楽になりますが、これは負荷が逃げてしまっている状態です。重量挙げの競技とは違い、上げることが目的ではないので。
ですので、バーベルを上げた際には、肘は伸ばしきらずに下ろす動作に入りましょう。
④手首はバーベルの真下で持つ
手首はできるだけバーベルの真下で持つようにしましょう。
手首が反った状態をキープしてしまうと、手首を痛める原因にもなります。
手首は関節の中でもデリケートな部分ですので、注意してくださいね!
ショルダープレスの平均は?
あくまで参考ですが、海外の筋トレ関係のサイトにショルダープレスの参考値が記載されているサイトがありました!
このサイトでは平均値を『体重と習熟度』で分けており、体重が60kgの人であれば初心者であれば19kgが平均値になってきます。
まずはこのぐらいの負荷を参考にしながら、トレーニングを始めていくようにしましょう。
バーベルのシャフトだけで20kgぐらいあるものもありますので、まずはウェイトをつけず、バーベルのみから始めることがおすすめ!慣れてきたら、ウエイトを付けていくと良いですね。
中級者のレベルになってくると、平均は50kgほどになってきます。
初心者の場合は、目標をこの辺りに設定して、トレーニングを始めていくと良いですね。
ショルダープレスのバリエーション
ダンベルショルダープレス
バーベルをダンベルに変えて行うこともできます。
ダンベルにすると可動域が広がるので、より細かい部分まで鍛えることができます。
アーノルドプレス
ダンベルショルダープレスに、腕を捻る動きを加えたのが『アーノルドプレス』です。
アーノルドプレスは、アーノルド・シュワルツェネッガーが好んでトレーニングしてたことからネーミングされています。
肩の筋肉は腕を捻ることによって、回外・内旋の動きが出て、三角筋中部にもより効きやすくすることができるんです。
まだやったことなかったら、アーノルドプレスで刺激を変えてみると良いですよ!
ショルダープレスと併せて行いたいトレーニング
ショルダープレスは、三角筋前部を中心に鍛えることができるトレーニングです。したがって、中部・後部にはあまり刺激が入っていません。
なので、三角筋中部・後部も鍛えるトレーニングも合わせて行うことがおすすめ!
肩のトレーニングは、大胸筋や広背筋などと一緒にトレーニングしても良いですが、肩をトレーニングする日だけ作ってトレーニングすると、かなり肩幅が広くなりますよ!
僕は、部位を4つに分けてトレーニングしています。筋トレの分割法に関しては、こちらを参考にしてみて下さい。
⇒筋トレ分割法の組み方とは?初心者におすすめなメニュー例を解説!
最後に
ショルダープレスは、スクワットやベンチプレス、デッドリフトの『筋トレビッグ3』と呼ばれる種目と並び、非常に重要なトレーニングの一つともいわれます。
肩周りの筋肉を鍛えればより男らしさが際立つ、たくましい見た目になりますので、是非チャレンジしてみましょう。
肩のトレーニングは、ダンベルを使えばかなりのバリエーションのトレーニングができます。
ダンベルを使った肩のトレーニングについては、以下でまとめてますので参考にしてみて下さい。
⇒肩のダンベルトレーニング11選!肩幅を広くするおすすめメニューは?
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